売り言葉にラブを

コピーライターなんですが、言葉と女心について語りつつ、本やマンガやアニメのことも

モテモテ人生を歩んできた恋愛カウンセラーの本

ラインに配信される「ダ・ヴィンチニュース」、毎日楽しみに見ているんだが、この世にはいろいろな本があって興味深い。

本日、最もほほーと思ったのが『「妄想」を操る女は100%愛される❤️気になる彼が一生夢中になる“秘密の16時間”』だ。帯には、「どう転んでも彼は私を好きになる」。すごいねー!!著者は鶴岡りささんです。

内容はというと、幼少期からモテを研究し、モテモテ人生を歩んできた恋愛カウンセラーの作者が、実体験に基づいて男性を惚れさせるテクニックを余すことなく詰めた1冊、なんだそうだ。

幼少期から研究してきたっていうのが、もうすごい。恐れ入る。いったい、どんな幼児であったのか。ブランコに乗りながら、ちょっとパンチラとか。想像だが、いつも立つときは内股で、髪にカワイイリボン、お弁当には毎日プチトマトが入っていたと思う。あっ、リボンとお弁当はお母さんの努力か。まあとにかく、おませさんの鶴岡りささんは、おバカな幼稚園の男の子を手の平で転がし「りさちゃんと結婚するー」と言わせてたのであろう。

そして、中学1年生の時には、クラスの2/3の男子を恋に落としたという。「私のためにケンカしないでーっ」って感じのことが現実にあったのだろうか。

いやいやいや、この人、畳の上で死ねないでしょ。女子からの支持率0だろう。ある意味きっと孤高の人だね。

でもこの本は、モテないと悩める女子たちのために、モテる鶴岡りささんがおのれのテクニックを伝授してくれます!

「3回目のデートで告白させる」ために、3回分のデートのシナリオが載っており、それぞれのデートにおける心強いメソッドが満載されてるそうだ。

たとえば、1回目のデートでは敬語とタメ語を織り交ぜて会話すると、敬語だらけの“いい人止まり”を脱却できるという。質問だけ敬語にするといいんだって。たとえば「GWに行った海がすごく綺麗だったの。思わずはしゃいじゃって。〇〇さんはGWどこに行きましたか?」みたいな感じ。ふむふむ。

これ、敬語とタメ語を反対にしてみるとかなり変で笑える。「GWに行った海がすごく綺麗だったんです。思わずはしゃいじゃいました。で、〇〇さんはGWどこに行ったの?」ありえない。いきなり突き放してる。

ところで、これが関西弁だとどうなんだ?「GWに行った海、めっちゃ綺麗やったわ。思いっきりはしゃいでもうた。〇〇さんはGWどこ行かはったん?」なんか、敬語が効いてこないなあ。

そんなこんなで、興味深いメソッドが満載されてそうなんだが、私にはあまりにも関係なさすぎて定価で買う気になれない。ブックオフに1円であったら買ってもいいかも。