売り言葉にラブを

コピーライターなんですが、言葉と女心について語りつつ、本やマンガやアニメのことも

お得ってなんだ

ハッと気がつくと、財布の中はスーパーやドラッグストアはじめ雑多なポイントカードだらけである。Tカード、ポンタカード、dカードもある。ユニクロ無印良品などは、スマホのアプリでポイントを貯めている。

そして、スーパーやドラッグストアなどで、ポイントが2倍つくなどという日は、ついつい 多めにいらんものまで買い物してしまう。

通販化粧品で、後500円で450円の送料が無料になると、血眼で500円の商品を探し必要がなくても買ってしまう。送料払ったほうが安いじゃないか。

お得って、いったいなんだ?

何やってんだか私は。という自分の行動を、見事に解き明かしてくれたのが、行動経済学まんが「ヘンテコノミクス」である。

行動経済学まんが ヘンテコノミクス

行動経済学まんが ヘンテコノミクス

 

 例えば、スーパーでは10円の差にものすごく敏感になるのに、洋服を買いに行くと10円なんてもうどうでもいい金額になるのはなぜだろうと自分でも不思議だった。

これは買い物する金額、全体の母数の大きさによって、勝手にその価値を自分の中で変えてしまう心の動きで、「感応度逓減性」というらしい。

他にも、いつも自分がとっている経済行動が、まったく不合理極まりないなものだということがよくわかる。

特に、「無料」が判断を狂わせる話は、送料無料や駐車場無料に振り回されている自分を振り返り、がっくりとうなだれてしまう。

もう、お得なんていらない!