大坂なおみさん、おめでとう!!!
やっぱり、ハイライトだけ見るのとは大違いの感動が味わえた。
ニュースではちゃんとやらないけど、途中のセリーナの審判への抗議はすごかった。
もともとは、コーチが手振りでセリーナにコーチングをしたことが発端。これで1ペナルティとなり、さらにプレーにミスが出てイラついたセリーナがラケットをコートに叩きつけて粉砕。これで2ペナルティとなり、大坂に1点入ったのだが、まあ、セリーナの怒ること怒ること。
英語が不得手なので何を言ってるのかよくわからなかったが、相当の剣幕で審判に怒鳴り散らしていて、これサッカーだったら1発レッドだなあと見ていたら、1ゲームダウン。えっ、そんなルールがあるんだとびっくり。自動的に1ゲーム大坂のものになって、半泣きになるセリーナ。会場は大ブーイング。
あの雰囲気の中、淡々と試合を続ける大坂はエライ。
動じることなく、しっかりショットを決め、サービスエースを取る。そして、終わってみたら圧巻のストレート勝ち。よかったなあ。
表彰式を待つ間に、バナナをひとかけ食べる天然ななおみちゃんも見れたし。そして、あの健気な表彰式。ブーイングの嵐の中、涙を流し、それを隠そうとサンバイザーのひさしを下げる。もう、いっしょに泣いたよ。
晴れの舞台だっていうのに、20歳の女の子を泣かすなよニューヨーカー。
そしてあの挨拶、「みんなが彼女を応援していたことは知っています。こんな結果ですみません。でも、試合を見てくれてありがとう。セリーナ、プレーしてくれてありがとう」って。
また泣いたよ。かわいい、ほんとにいい子すぎる。
試合前なのでこってりしたものは食べられなかったらしく、毎朝サーモンベーグルだったらしい。全米オープンが終わって抹茶アイスとトンカツが食べたいそうだ。思う存分食べて欲しい。
しかし、私年代だとテニスといえば「エースをねらえ!」。
大坂なおみを“岡ひろみ”、セリーナを“お蝶夫人”に重ねてしまうのだが・・・どうだろう。
私はもともと、セリーナが大好きである。あのワイルドな風貌と、相入れないはずなのになぜかなじんでしまう女度の高いいでたち。
これは全米の準決勝。
見ようによっては、セリーナの髪型、ウェアはお蝶夫人風である。
これは、全仏の時の姿である。
この姿で、「よくってなおみ、大切なのは力を出し切ることですのよ」「ああ、わたくしこそ孤独」とかって言ってほしい。