売り言葉にラブを

コピーライターなんですが、言葉と女心について語りつつ、本やマンガやアニメのことも

昭和生まれは、すでに現代人ではない?

令和、iPhoneがもう漢字変換できて感激。昨日はできなくて面倒だったのに、今の時代ってすごいなあ。

新しい元号、わたしは女性的な響きがわりと好き。漢字には多様な意味があって、とりようによって良くも悪くもである。

朝、モーニングショーを見ていたら、コメンテーターの人たちがみんな否定的なことを言っていて、万葉集についても「国書といっても、元を正せば中国の引用」とかと発言していたが、もうそれを言ったら漢字自体が中国から渡ってきたものだし。大昔、日本に住んでいた大勢の人たちが自分の心で歌を詠み、それを残した本であることに変わりないと思うんだが。

賛否両論あるのが当たり前だが、こういういちゃもんのつけ方というのは、いかがなものかと思うなあ。で、こういう発言をする時コメンテーターはだいたい半笑いで、「別にいいんですけどねー」みたいなポーズでしゃべってるのがマジでムカつく。

まあいいや。それはそれとて、3時代を生きているということにしみじみするという話である。

考えると、近い将来生まれるかもしれない孫は、令和生まれになり、わたしは昭和生まれのおばあちゃんとなるわけだ。

わたしが子どもの時、よく「明治は遠くなりにけり」とか言われていたが、今の人たちにとって昭和というのは、私たちが明治のお婆さんたちに抱いていた感覚?

考えたら、自分が生まれた年の100年前ってギリギリ江戸時代!現在の100年前は大正時代だから、いま大河ドラマで明治の話を放映していたもおかしくないわけだ。これはもう、大変なことである。時代、というものを感じずにはおれない。

もしかして、現代人というのは今や平成生まれの人たちのことで、昭和生まれは近代人くらいの感じ?うひゃー。

自分が子どもの頃の明治人イメージというのは、頑固で気骨のある昔の人というものだったが、現代人の人たちから昭和人のイメージってどんななんだろう。

昭和長いからいろいろなんだけど、私たちの年代は高度経済成長期&バブル世代で、いまだにヘラヘラと「花見しながら女子飲みやろうよー」などと言っている。浮かれてばかりの昔の人たち、というようなイメージか?おっ、それは、なんか良いかも。