無事がいい
最近願うことはとにかく無事でいるということ。
無事とは、何事も無いということで、つまらなそうに思えるが、まあこの歳になると本当にこれがいちばん大事。
めちゃくちゃに良いことがあったりすると、反動でめちゃくちゃに悪いことが起こりそうでなんだか怖くなる。
下手に宝クジにでも当たったら、翌日には癌が発症しそうだし、もし自分の子どもが大谷翔平級の素晴らしさだと、ケガをするんじゃないか、変な女に引っかかるんじゃないかと心配でたまらなくて、毎日いてもたってもいられないだろう。心配しすぎてこっちが病気になりそうである。
「人間が不幸なのは、自分が幸福であることを知らないからだ」というドストエフスキーの言葉をしみじみと噛み締め、たいしたことのないこの平凡な毎日をありがたいと思う今日この頃だ。
先日も、老人の運転する車が急にものすごい勢いで、後ろを見ずにバックしてきて轢かれそうになったが、間一髪大丈夫だった。その老人の運転している車、ボコボコに傷がついていて、あちこちにぶつかってそう。あんなん、運転免許剥奪せいっちゅうねん!いや、もうほんとに危なかったわ〜。
無事って最高―!