売り言葉にラブを

コピーライターなんですが、言葉と女心について語りつつ、本やマンガやアニメのことも

飽きずにやりきる

手塚治虫さんの資料が必要で、何冊か本を買った。

その中の「マンガの描き方」というのがすごく面白かった。

 

マンガの描き方―似顔絵から長編まで (知恵の森文庫)

マンガの描き方―似顔絵から長編まで (知恵の森文庫)

 

 必要な道具から、アイデアの考え方、絵の描き方まですごく丁寧に解説されてある素晴らしい本だ。

私は、一生マンガを描くことはないと思うが、もし漫画家を目指していたらきっと座右の書になっていたと思う。

なるほどねと思ったのが、美人を描くコツ。

これは、まず、必ずまつげを描くこと。妖艶にしたい時は下まつげを、可愛くする時は上まつげをしっかり描く。ああ、わかるわー。マンガの、大人美人は下まつげが長い。

それと、首を長く描く。そして、胸のふくらみは遠慮せずにできるだけ大きく、大胆にふくらませること。なんだそうだ。

なるほど、少年マンガは登場する女の人の胸がやたらと大きいが、手塚先生の薫陶を得ていたわけかあ。ワンピースのナミもロビンもすごいしね。

そして、最も胸に響いたのが、

「長編マンガを描く、まず第一のポイントは、最後まで飽きずに描くということだ。」

という言葉。

そうなんだよねえ。シンプルなことなんだけど、飽きずに最後までやりきることしかプロになる道はないんだと思う。