売り言葉にラブを

コピーライターなんですが、言葉と女心について語りつつ、本やマンガやアニメのことも

「おママ対抗歌合戦」での平尾昌晃先生

今、ワイドショーをにぎわしている平尾昌晃さんの遺産相続問題。

本当のことは当事者以外何もわからないのでとりあえずおいておいて、たくさん印税が入ってきてお金持ちなんだなあということは事実のようだ。

私の中で平尾昌晃さんといえば、東京MXが大晦日にやっていた「おママ対抗歌合戦」の審査員である。この番組は、年に一度の私のお楽しみだったのだが、終わってしまって実に残念でたまらない。

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この「おママ対抗歌合戦」は、場末のスナックのママたちが自分の人生を語り、歌うという実にレアな、年越しにぴったりの番組だった。

おママの人生模様はそれぞれで、実に滋味深いものばかり。

AVに出ていたおママの思い出に残っている一作は、「世界の猿ぐつわ」。

また、ソープランドで働いていたというおママは、生涯でセックスした人数は4万人に上ると言い、私はそれを聞いたとき、お相手で満員の東京ドームのマウンドに一人ですっくと立つおママが見えたよ。

そして、出場するママたちは基本大酒飲みなので、控え室でガブガブ飲んで出演。泥酔状態で、グデグデになっていて訳のわからないことを叫んだり、パンツ脱いでスカートを捲り上げたりするおママが続出。そんなおママたちの歌をちゃんと聞いて、やさしく「上手だね」などとコメントする平尾昌晃さんは本当にいい人だった。

しかも、最近の報道によると、年間1億円は印税で入ってくるというではないか。なのに、このような番組にもニコニコと出演していたのかと思うと、いっそう感慨深い。

今さらですが、平尾昌晃さんのご冥福を祈ります。

そして私は、今YouTubeで「おママ対抗歌合戦」を見ているが、笑いが止まらん。