売り言葉にラブを

コピーライターなんですが、言葉と女心について語りつつ、本やマンガやアニメのことも

焼肉屋で「かわいそうだよね」を聴く

今日、焼肉屋でランチをしていたら、

JUJUと吉田羊が歌う

「かわいそうだよね」が聴こえてきた。

この歌詞、自分は特別!と思っている

イケてる女子が、

平凡でダサイ小娘のことを

かわいそうだよねとバカにしてたら、

ええっウソ?!ある日立場が

逆転していたのに気がついた・・・。

かわいそうなのはあたしじゃん!!

という内容。

最後まで救いがなく、

♪あたしってかわいそうだよね♪

終わってしまう。

作詞は平井堅

容赦がなさ過ぎて、もう清々しい。

できないやつとバカにしてた後輩の

企画が通ったとき、

見下してたダサイ女が玉の輿にのったと

聞いたとき。

必ず襲われるこの感情を、

なぜこんなにリアルに歌詞にできるのか、

平井堅

カルビを噛み締めながら

♪クローゼットの中には2年前のワンピース

あたしにしか出来ないことなど何ひとつなかった♪

で思わず目頭を熱くする。

自分に自信がありそうで、

実はすぐくじける働く女の心鷲掴み。

と、そのあと立ち寄ったドンキに流れる西野カナ

♪恋をしてると恋をしていると〜♪って、

あー、さっきの歌と真逆。この歌大好きなんですー

などと言ってカラオケで歌っていると

「あの子ってかわいそうだよね」と

バカにされるんだろうなあ。

などと、焼肉、ドンキと女子力ゼロの環境で、

女の人生に想いを馳せるのであった。