素肌感という究極のメイク
日本のファンデーションのほとんどが、素肌っぽい仕上がりを目指している。
でも、素肌っぽく見せるメイクって、すごい矛盾を孕んでいるのではないだろうか。
メイクは、とりもなおさず、自分を素顔以上にきれいにかわいく見せるためにするわけで、でも、そのきれいの行き着く先は素肌なんである。
日本人女性にとって、肌や髪がきれいというのは何にも変えがたい褒め言葉。
モデルや女優さんがスッピンをインスタにあげたりするわけだが、それは「スッピンきれいだね」と言われたいがため。
やはり、元がいいということことこそが、勲章なのである。
私は、仕事柄何度も撮影現場でモデルさんや女優さんを見てきたが、たいていの人がめちゃめちゃ肌きれい。この人たちはなぜ毛穴がない?!といつも思う。
そして、メイクをすると、やっぱりスッピンの何百倍もきれいになって、輝くスポットライトを浴びるわけである。
で、テレビや雑誌などで見ると、とても自然に見えるナチュラルメイクも、本当はけっこうがっつりメイクである。
なんというか、プロの技を使ってがっつり細かいところまで気を使わないと反対にナチュラルに見えないのだ。だって、メイクをしているのだから。
素肌というのは、メイクをしていないということである。してるのに、してないように見せるというのは大変難しいのである。
なんだ、このややこしい堂々巡り。
しかし、日本女性の素肌信仰は衰えることがない。
そんなこんなで技とお金をかけてメイクをしつつ、まるでしてないように見せるというイバラの道を私たちは歩んでいるわけである。
じゃあ、やんなきゃいいじゃん、という声が聞こえてきそうだが、楽しいんだよねえこのイバラの道が。これぞ、メイク道。
ということで、これはどうなんだ?
8K映像に耐えられる、素肌感をつくるというファンデーション。
超接近されても平気なほどがっつりカバーできて、しかも究極の素肌感なんだそうだ。たまりません。