25年ものの洗濯機
梅雨入りだ。毎日、雨が降るんだなあ。イヤだなあ。
この時期、最も困るのが洗濯問題。
我が家の洗濯機は乾燥機能がない。洗うことしかできない縦型の全自動だ。しかも、結婚したときに親戚からお祝いにもらった、なんと25年もの。
10年ほど前に一度だけ修理してもらったが、それからいっそう元気になって、グルングルン回って洗濯物を洗っている。
柔軟剤を入れる装置が壊れており、すすぎの時にわざわざ蓋を開けて入れねばならない。ということで、面倒&入れ忘れてばかりなので、ほとんど柔軟剤を使っておらず、乾くとタオルや衣類はバリッと硬めの仕上がり。見た目も相当古びており、洗濯槽のカビなんかもかなり気になってはいる。
毎年、雨が続くこの時期は、乾燥機能があるドラム式のものに買い替えようかと思うのだが、一生懸命グルグル回っている姿を見ると、この子を粗大ゴミに出すのが忍びなく、結局ずっと使い続けている。
そんなわけで、部屋干しするしかないのだが、本当にこれが困りもの。まず部屋の見た目の悪さ。なんだかんだで結局、私の仕事部屋が犠牲になるのだが、頭の上にパンツや靴下がぶら下がる中で、黙々とパソコンに向かう切なさよ。
それでなくてもジメジメする季節に、洗濯物の湿気がこたえる。エアコン嫌いな私だが、この時ばかりはエアコン頼み。扇風機もブンブンフル回転させている。そうまでして乾かした洗濯物なのに、部屋干し臭い(泣)。部屋干し臭ゼロ!とかいう洗剤も効き目なし。香りの強い柔軟剤は嫌いなので、香りでごまかすこともできない。ああ、やっぱり乾燥機が欲しいなあ。
でも、いまの洗濯機にはモノを超えた愛を感じている。子どもがサッカーをしていたときは、臭くてどろどろのソックスやユニフォームを毎日キレイにしてくれた。数日分の大量の洗濯物をぎゅうぎゅうに詰め込んでもグウングウンと苦しそうな音を出しながら洗ってくれた。私の大切な相棒である。
ぼろっちくなった姿に哀愁が漂っているが、グルグル回るパワーに衰えなし。さすが、モーターの日立製である。
あれっ、25年といえば銀婚式!部屋干し上等。一生ともに生きていこう。