売り言葉にラブを

コピーライターなんですが、言葉と女心について語りつつ、本やマンガやアニメのことも

適切と適当

よくツイッターに「不適切な内容が含まれている可能性があるため表示できません」と出てくる。

これは、書き込まれた言葉を公に出すことが適切でないと判断されて世に出ないわけだが、これはツイッターの中に厳しい基準が設けられており、そのつど判断されているのだろうと思う。

でも、ほとんどの場合、適切って基準が曖昧な気がする。

「適切に処置してください」「適切な行動をとってください」とか、適切は結構人任せな場合が多い。あなたの判断にお任せしますという感じだが、どこかに正解はあるんだろうか。

なぜこんなことを考えているかというと、いくつになっても適切な行動や言動がよくわからないから。

この間、仕事でお会いした人から、その人が書いたという本が送られてきた。初対面の人だし、少しエライ年長の人だし、どんなお礼メールを書いていいかよくわからない。「著書をもらった」「お礼」とかってググって、型通りな感じで書いたのだが、こういうお礼状とかの適切感がよくわからない。

あんまり堅苦しいのも変だし、ちょっと自分らしさみたいなものがあったほうがいいのか?それに、こういうときは、読んでから感想も書き添えたほうがいいのだろうか、それとも素早く出したほうがいいのか?とか迷いに迷い、忙しいのにお礼メールを書くだけで1時間くらいかかってしまった。もういい歳だし、こんなことはお茶の子さいさいでできるようになりたいものである。

しかし、よく料理のレシピなどに「適量」をお使いくださいとあるが、これこそ、人それぞれ好きにしてという感じである。「適宜」っていうのも自分たちで勝手にやってという意味だ。

意外と「適切」と「適当」って紙一重