売り言葉にラブを

コピーライターなんですが、言葉と女心について語りつつ、本やマンガやアニメのことも

もうちょっと夏らしい本を読めばよかったかな

実際にあった東大生5人による強制わいせつ事件をもとにした小説、「彼女は頭が悪いから」。読み終えて、苦い。口の中がジャリジャリする感じ。

読んだら腹が立つだろうなあとは思っていたのだが、なんか、主人公の女の子がかわいそうすぎて、悲しい。

しかも、このもと東大生5人が、実際に今も悪いことをしたと思ってないんだろうなと思うと、なんともいえず虚しい気持ちになる。

心理描写がさすが姫野カオルコさんで、読み出したら止まらず、そして読み終えて読後感の苦さに辟易するという、こういう理不尽な犯罪ものによくある状態に陥っているわけで、精神的に大変なんだが自業自得である。

いやあ、こういう本を読んだ後に楽しい気持ちになるようにと、「日本のヤバイ女の子」をブッキングしておいたのに、つまらなかったからなあ。

もうちょっと夏休みらしい爽快な本を選べばよかったかも。

まあいい。読んで悔いなしの本だったし。

夏を前向きに楽しむためにも、パンパシは終わったので、今夜はアニメのDIVEを見よう!そして、能天気なマンガを読もう!

こういう時、キンドルは読みたい漫画がすぐダウンロードできて幸せ。