売り言葉にラブを

コピーライターなんですが、言葉と女心について語りつつ、本やマンガやアニメのことも

暗証番号を変えねば

数日前、知り合いがLINEを乗っ取られ、大騒ぎになった。

私のところにもその人から「webmoneyを8万円分買ってきて」などという理不尽なLINEが送られてきてびっくりした。

どうしたの?乗っ取られてるんじゃない?という連絡があちこちから一気に押し寄せてきたらしい。もちろん私も、すぐメッセージを送った。

どうすればいいかわからず、ネットで調べたり、フェイスブックでそっち方面に詳しい人に助けを求めたりと八方手を尽くし、もうほとほと疲れたと言っていた。そりゃそうだ。

まあ、こんな時、助けたい気持ちは誰よりあるのだが、私のようなIT後進者はまったく役に立たない。大学生のアドバイスが一番的確で助かったそうだ。

結局ラインは削除したそうで、もう2度と使わないと言っていた。まめに暗証番号を変えなきゃダメだよ、とアドバイスしてもらったのだが、その時の様子を見ていたらなんだか使うのが怖くなってきた。

でも、友達との連絡はほぼLINEだし、やめたら面倒になるんだろうな。あらためて、自分のLINE依存の深さにゾッとする。

まだiPhoneでは使えないので使ってないが、始まったばかりの+メッセージは少しはセキュリティーがマシなんだろうか。電話番号で繋がるから便利そうではあるが、どうなんだろう。外国では使えないとか、格安SIMでは使えないということで、まだまだ利便性ではLINEに負けているが、そのうちなんとかなるのかな。

友達で一人だけLINEがうまく使えない(なぜだ?)と言って、通話のみの人がいるんだが、それもなあ。グループで連絡取り合う時に不便でね。

しかも、通話だけだから安全とは限らない。大勢のお年寄りが、オレオレ詐欺で大変な目にあっているし。

簡単に繋がるおかげで、ずっと疎遠にしていた友達と連絡が取れたり、思わぬうれしい出会いがあったりするのだが、望まない悪意とも繋がってしまうのが困ったところだ。残念だが、物事はそう単純ではない。あらゆることに、光があれば、そこに影も生まれてしまう。

無防備にテレテレと生きているので、自分を守ることをもっと真剣に考えないといけないと考えさせられる、乗っ取り事件であった。

 

 

これからは“落ちカワメイク”

仕事をしているときは、

なんとなく音の気配が欲しいので、

spotifyAmazon Musicに

とても助けられている。

好きなソウルかボサノヴァ

集めたところをポチッとしておくと、

ずっといい感じで音楽が流れてくれる。

ラジオをかけることもある。

ラジオでは、時々、興味深い話を

聞ける。今日もいい話を聞いた。

長井かおりさんという

ヘアメイクの人が言っていたんだが、

彼女は、落ちてもカワイイ

“落ちカワメイク”を提唱しているそうだ。

なるほど、それはいい。

基本、メイクはくずれないことが

うれしいとされている。ファンデも

口紅も、アイラインも、マスカラも、

「落ちない!くずれない!」を

売りにしている商品がほとんど。

でも、そうはいっても、

朝つけたメイクは午後になると、

はがれたり、にじんだり、

薄まってくるのが普通。

以前、落ちない口紅を塗っていて、

ほかははげているのに、

唇だけ赤くてバランス悪っ!と

思ったことがある。満遍なくはげてる方が

自然で、まだマシ。

もちろん、まめにメイク直しをすれば

いいのかもしれないけど、

これがなかなかできない。

トイレに行くたびにメイク直しをして、

なかなか帰ってこない人も

どうかなーって思うし。

それに、メイク直しも

なかなかうまくいかないものだ。

上から上から塗っていくと、

だんだん厚塗りになるし、

暑い日はヨレも気になる。

いやー、「落ちる」を前提に

メイクするとは目からウロコ。

そこに考えは及ばなかったなあ。

素晴らしい提案だと思う。

アイメイクのポイントとしては、

ブラウンやオレンジを使うといいそうだ。

黒は落ちてるねって感じになるが、

ブラウンはにじんでもOK。

彫りが深い人?みたいな感じになって

ちょうどいいそうだ。なるほどね。

彫りが深い人になるかどうかは疑問だが、

オレンジとブラウンのアイカラーは

いいかもしれない。

“落ちカワメイク”試してみよう。

 

富士日記が好きすぎて

ブログを始めてそろそろ2カ月。

こうやって書いていると、日記文学の素晴らしさにあらためて思いを馳せてしまう。特に事件なんかない、何気ない日常を淡々と書いているだけなのに、なんであんなにも面白いのだろう。

私の魂の師匠3武田百合子さんの富士日記は最高。

(ちなみに、師匠1は幸田文さん)

makotagu.hatenablog.com

(師匠2は森茉莉さん) 

makotagu.hatenablog.com

富士日記は何回読んでも本当に面白くて、大好き。夫の小説家、武田泰淳さんと富士にある別荘で過ごす日々を綴っているだけ。ほとんど何も起こらない。でも、目のつけどころや描写が深くて、読み始めると止まらない。

ある8月3日、別荘の管理所で見かけた家族連れの様子が、こんな風に書かれる。

“奥さんはアイスクリーム、ジュース、キャラメルなどを買うのに、いちいち「パパァ、これ召し上がるう?」と肉感的な声を張り上げて聞いているが、夫の方ははかばかしい返事もせずに、烈しい陽盛りの表をぼんやりと眺めている。萩、咲き始める”

お酒を飲みすぎた翌朝は、

“起き上がって着替えに頭を動かした途端、やっぱり二日酔いは天井から黒い子猿が飛びかかるようにやってきた!!”

わかるう、この二日酔いのいきなりの気持ち悪さ。

テレビの感想も独特。多分、当時の大河ドラマ源義経を見ていたのかな。

“今日などはとても可哀そうであった。静御前は可哀そうでない。のろのろしていて、何一つ戦わないし、重いものも持たない。バカのようである。〜中略〜義経はきれいで、弁慶や家来はみんなホモのように義経が好きなのだ”

飼い犬のポコが死んだ日のことを読むと、私は何度でも泣いてしまう。

“トランクを開けて犬をみたとき、私の頭の上の空が真っ青で。私はずっと忘れないだろうなあ。犬が死んでいるのを見つけたとき、空が真っ青で。”

また、ある日。車を運転するのは百合子さんの仕事なのだが、カーブの多い山道を走っていると自衛隊のトラックとぶつかりそうになった。車線をはみ出していた自衛隊のトラックに向かって百合子さんは「何やってんだいバカやろう」と怒鳴る。すると夫の泰淳さんが「男に向かってバカとは何だ」と怒る。そこで、ケンカになるのだが、いつもは、そんなに夫に逆らったりしないのに、味方であるべき夫が自衛隊の味方になって自分の敵になることが百合子さんは許せない。怒った百合子さんは、夫を助手席に乗せたままビュンビュンとスピードを出して走る。その時の書きぶりが最高。

“車に衝突したって、かまうか。事故を起こして警察に捕まってやらあ。この人と死んでやるんだ。諸行無常なんだからな。万物流転なんだからな。平気だろ。何だってかんだって平気だろ。人間は平等なんだって?ウソつき。”

と荒れ狂う。そうこうするうちにガソリンスタンドに入り、知り合いのスタンドのおじさんに言いつけたりしてだんだん機嫌が直る。そして、もらった松茸で松茸ご飯を炊き、おいしくて4膳食べ、夫の泰淳さんはそれを見て「牛魔大王、松茸飯を喰って嵐おさまる」とふきだすのだ。いいなあ。

昭和39年から書き始められた日記は、昭和51年泰淳さんが亡くなって終わる。百合子さんはものを書くのがイヤだったそうだが、山小屋を建てた時に、泰淳さんに日記をつけてみろと言われて始めたそうだ。ものを書くのがイヤな人の文章がこんなに面白いなんて。その時泰淳さんはこう言ったそう。

“日記の中で述懐や反省はしなくていい。反省の似合わない女なんだから。反省するときはずるいこと考えているんだからな“

あれ、好きすぎて、いっぱい場面を書き写してしまった。もともと、何を書こうと思ってたんだっけ。ま、いいか。今日はこんな感じです。

髪型が”しょうびん”

京都弁に“しょうびん”という言葉があって、

思ったより少なかったり、

小さかったり、貧相だったり、

ケチくさい感じだったときに使う。

もう長年関東暮らしなので、

今でも使うのかはわからないが、

昔はみんなよく使っていた。

例としては、

「あそこのお弁当、

高い割にはしょうびんやったな」

みたいな感じ。

「あの人べっぴんさんやけど

しょうびんやな」

と人をさして言うこともある。

これは、まあまあ美人だけど、

地味だったり垢抜けない人に向かって言う。

残念だったねーというニュアンス。

これは京都的には相当ディスっている。

なぜこんな話をしているかと言うと、

昨日、髪を切ったのだが、

自分的にちょっと微妙〜なのだ。

ここ何年かずっとロングにしていたのを、

思い切って耳の少し下くらいに

揃えたボブにしたのだが、

まさにしょうびん 。

あー、なんか地味になったわあ。

イメージとしては、米倉涼子とか、

長澤まさみとかだったのだが。

あっ、顔のことは言わないで!

あくまでイメージですから!

こういうヘアスタイルは、

バシッと美形じゃないとダメなんだなあ。

それに、痩せて、顎のラインが細くないと。

なんかいっそう太って見える気がする。

・・・てことなら、

もう少し痩せたら似合うってことか。

ピンチをチャンスに。この髪型を

ダイエットのモチベーションとしよう。

ああ、物欲

欲しいんだけど、

自分の中で高額過ぎて買えないものが、

それはそれはたくさんある。

絶え間ない、物欲との戦い。

美容関係で現状のベスト3をあげると、

3位は「クレドポーの固形石けん」

10,000円也。

これ、使った人が言うには

肌がなめした皮のようになるらしい。

なめした皮・・・、

ツルツルすべすべを超えている。

想像するに、スマホのカメラアプリで

撮影して、修正したときの感じの肌では?

うーん、使って見たい。

でも、洗顔料に10,000円払う勇気が出ない。

2位は「リファグレイス ヘッドスパ

32,184円也。

この間、コジマで見たときは、

公式価格より1,000円ほど安かった。

が、高額である。でも試してみたら

気持ちよかった〜。頭皮をぐっとつかんで、

いい感じの強さでマッサージしてくれる。

欲しいー。でも高いー。

抜け毛が気になるお年頃。

頭皮の状態は本当に気にかかる。

それに、顔と頭皮は地続きである。

頭皮がたるむと、下へ下へとたるみが

移ってゆき、ひいては顔全体がたるんでゆく。

たるみ防止は、まず頭皮からではないのか?!

などと自分に言い訳して、

買いそうになるのだが、その度に、

でも3万かあと吹っ切れない。

楽天のポイントはどれくらい溜まってる

のかなあ。ああ、欲しい。

3位は「ダイソンヘアドライヤー」

48,600円也。

ヘアメイクの人が本当にいいと言っていた。

その人は、仕事柄

ドライヤーコレクターと言っていいほど

ドライヤーをたくさん持っているのだが、

やっぱり別格だね、ということだ。

乾くのが早くて、

髪がふんわりツヤツヤらしい。

その人が言うには、頭皮は濡れているのが

一番よくないので、乾きが早いことは最重要。

だけど、風量が強いだけでは

髪と頭皮が傷んでしまう。

そこのバランスが抜群なんだそうだ。

でも5万円。買えないなあ。

夢をコントロールする技

引き出しの中を片付けていたら、

20年ほど前のスクラップブックが出てきた。

これまで5回引っ越ししているが、

その度にこんなものをダンボールに詰めて

ずっと持ってきていたわけだ。

ほんとに断捨離できない性格である。

パラパラとめくってみると、

雑誌の切り抜きで「夢をコントロールする」

というのが出てきた。ああこれ、

読んでやって見たんだよねー。思い出した。

この記事は、スタンフォード大学

スティーブン・ラバージと

アイオワ大学のジェイン・ガッケンバク

という二人が共同で取り組んでいる研究で、

自分の好きな夢を見ることができる。

また、夢の途中で目覚めてしまって

中途半端で終わらないようにする

というようなことを実現できる

技を紹介している。

まず取っ掛かりとしては、

空を飛ぶ夢を見る練習から始めるのが

いいんだそうで、眠る前に

「今夜、空を飛ぶぞ!」

と繰り返し自分に言い聞かせ、

実際に空を飛んでいるところを想像する。

そして、夢の中で空を飛んでいたら

「これは夢だ」と自分に言い聞かせ、

自分が夢の中で飛んでいることを

感じられるようにする。

それができたら、次は宇宙を飛ぶとか、

スピードを出して飛ぶとかっていう風に

夢をコントロールできるようにする。

そうこうするうちに、

好きな夢が見られるようになってゆくと、

まあこんな感じである。

そして、夢の途中で目覚めて

中途半端で終わらせない技だが、

これは、夢の中で体をスピンさせることに

よって睡眠と夢を継続できるというものだ。

まず、自分が夢の中で到達したい目標、

例えば、好きな俳優と

ハワイでデートするとか、

大好きな小説家と香港で飲茶を

食べながら著書について語るとか、

人物、時間、場所を定め、眠る前に想像し、

夢の中で絶対に実現するとかたく決意する。

そして眠るのだが、

首尾よくその夢を見れたとしよう。

ところが、惜しいところでそれが

途切れそうになった。そのときである、

夢の中で、眠る前に決めた目標を

繰り返しながら、バレリーナ

爪先立って旋回する感じで、

全身をコマのように回転させる。

そうすると、夢を持続させ

目標に到達できる!というのだ。

当時、これはいいと、

もう夢中になって訓練したんだが、

なかなか思うようにはならない。

ある夜、夢の途中で目覚めそうに

なるのを感じ、おっ今だ!と、

夢の中で必死で体を回転させたところ、

ものすごい金縛りにあってしまい、

一晩中うなされてしまった。

怖かったなあ。ということで、

夢訓練はそれっきり

あきらめたと、いうお話でした。

気持ちのいいことをしているとホルモンが出るらしい

エストロゲンという女性ホルモンは、

女性らしさを引き出し、

髪も肌もツヤツヤにしてくれる

大変ありがたいものなのだが、

分泌量のピークは28歳。

あとは坂を転げ落ちるように下がり続け、

増えることはない。

女性ホルモンが減ると、

髪も抜けるし、肌もカサつく。

更年期障害も出てくるしと、

いいことなしである。

しかし、ここに救世主あり!

オキシトシンというホルモンがあって、

これは肌にやさしく触れたり

なんかすると出るらしい。

本来、出産や授乳に大きく関わる

ホルモンで、産後、女性ホルモンは

ほぼゼロに近いほどに減るのだが、

赤ちゃんにおっぱいを上げることで、

このオキシトシンが分泌し、

心を穏やかにし、我が子への

愛情も深めるそうだ。

オキシトシンについて知りたくて、

何冊か本を読んだのだが、

何歳になっても出るらしく、

とにかく、触れ合いが大切なようだ。

若い人たちなら、恋人といちゃつけば、

どんどん出るのだが、

まあ、そういう機会がない場合は

マッサージでもなんとかなるらしい。

エステの全身マッサージはいいかも。

あと、食事。飲み込んだ食べ物が

内臓に内側からタッチすることで、

脳内のオキシトシン放出につながるらしい。

過度な食事制限は、

オキシトシンを減らしそう。

ホルモンを出して、美しく健康でいる

ためには、マッサージに美食で

ストレスのない生活だね!

そうそう、この間、美髪アドバイザーの人に

聞いたんだが、男性は、美女と5分話すと

男性ホルモンが16%アップするそうだ。

なんか、ホルモンって調子いいよなあ。